自分の顔に責任を持て

 五十歳過ぎたら自分の顔に責任を持てと昔からよく言われている。若い頃ごつい不男だった男が壮年になり実に立派な貫禄のある顔立ちになった例を私は何人も見ている。顔はその人の人生生き様を正直に写すものだと私は思っている。私も時々鏡を見ながら俺は大した顔にをしていないなと何時も反省している。
 ところで最近の政治家で立派な顔をした政治家には全くお目にかかれない。改革を旗印に政権を奪取した新政権も大した顔をした政治家はいない。国会中継で総理を始め大臣席を見回しても、詰まらぬ顔というよりむしろ悪相ばかりだ。水戸黄門に出てくる悪代官の様な大臣ばかりで全く好感が持てない。立派な政治家なのですよといわれてもそうは思えない顔である。
 総理の笑顔はなにか人に媚びを売っているようだし、質問に答えるときの顔は面倒くさいな、五月蠅いな、という思いが顔に出て誠実さを感じない。中井、輿石、仙谷、これらの政治家先生も悪代官をやらせたら黄門様も手を焼くほどの悪役がピッタリの顔だ。鳩山前総理も馬鹿殿様がよく似合うだろうし、昔成田闘争で機動隊に火炎瓶を投げて活躍した千葉前法務大臣は大奥の権力者がよく似合だろう。自民党の先生方も人のことは言えないだろうし、他の野党も大した顔の人材はいない。比例代表で思いもよらず一期だけ代議士をして数千万円貯金が出来たなどと言っている馬鹿議員もいるそうだから嫌になってしまう。当分は日本の政局は安定しないし国力の低下はさけられないだろう。
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