11月の俳句

 俳句は自分では善し悪しが分からないものです。なんだかカラオケに似ていて自分ばっかり、悦に入っているようで嫌ですね。
 前回の句で、玉突きの先生川辺さんが、遺言の句はよい、と言ってくれました。

尾道や登り下りの月の雨
尾道には死んだ女房の生家がある

孫の熱下がらぬままの夜長かな
孫の病気は心配だ

外人も音立てて食うとろろ蕎麦
岐阜県中津川に外人観光客が居た

野鳥食う頭から食う食の粋
中津川で食った野鳥旨かった

老いらくの恋覚めやらず秋刀魚焼く
いい歳をして、俺の事じゃないよ

彼岸花かくも群咲き気味悪し
彼岸花の歌を思い出す


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