聖子、お母さんが喜んでいるよ

山本聖子がヤリギン国際大会で優勝した。おめでとう本当に良くやった。昨年のポーランドオープンに続いての優勝、外国選手にに強い聖子の本領発揮である。
昨年の全日本の伊調薫との名勝負は観客を湧かせた素晴らしい試合だった。これで完全復活を果たし更にレスリングに磨きが掛かったかに思える。伊調、西牧、との三つ巴がロンドン大会まで続くと思うと本当に楽しみである。

聖子の母上憲子さんは12年前に癌でなくなった。憲子さんはご主人郁栄氏と共に美憂、聖子、徳郁の3人の子供達を幼年時代からレスリングを教え、3人とも世界的な選手に育て上げたマットサイドママである。
しかし、ここで憲子さんのことについて書きたいのは、少年レスリング連盟に対する貢献である。菅登貴子さんと共に少年レスリング連盟の発展に中心的な活躍をしてくれていた人である。憲子さんは試合の組合わせ、試合進行計画に手際よい才能を発揮し我々男性陣はとても及ばなかった。試合が始まれば一日中レフリーとして活躍し、今のママさんレフリーの先駆けとなった。
才能豊かな憲子さんは次々にアイデアを出し大会運営には欠くことの出来ない存在となった。そして3人の子供達の大成を心から願っていた憲子さんは、癌に冒されてからも気丈に振る舞うっておられたが、残念ながら若くしてこの世を去られた、
さぞ心残りだっただろう。我々は昨年からの聖子の大活躍は天国の憲子さんに届いているだろうと思いたい。山本家から譲り受けたミニチュアダックス「カリーナ」は14年間我が家の人気者であったが昨年老衰で死んだ。

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