発想の転換
 
 このところ色々の場面で発想の見直しが行われている。よく考え直してみるととんでもない考え違いを当り前のことのように過ごしてきた事も多々ある。
 ある温泉街では、日曜祭日も平日料金で営業したところ、日祭日は勿論、平日の宿泊客も大幅に増えたという話を聞いた。旅館組合が話し合いをし、日祭日といえどもコストが高くなる理由が無いので、温泉街活性化のサービスとして休日も平日料金を実行したところ、平日の客も増えてしまった。理由は分からないが、お客様がこの様な考え方に好意を持ってくださり、口コミで広めてくれたり、再び訪れてくれたりした為だろうと旅館組合では分析している。古くからの商法として、お客様に細心の注意を払い、お客を贔屓にするような営業に勤めてきたのは、デパートを始め名店といわれる老舗である。この様な真心の営業が薄れつつあるこの頃、心に触れる誠実な商法に心が和む人達が沢山いるということだろう。
 私が会員になっているゴルフ場は自動販売機のジュースが、以前は120円のものが300円であった。あまりの価格の違いに会員達はジュースを持ち込みほとんど買わなかった。最近になり本来の120円に戻したところ、大幅に売り上げが伸び結果的に300円の時より利益が上
がったそうである。プレー代も是非休日も一律にしてもらいたいと思っている。適正な利益で良い品ものを提供する心がけが、商売の原点だなと思わせる出来事であった。
 
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