アメリカで感じたこと

 マジソン・スクエア・ガーデンにレスリングのイラン選手を応援するために、在米イラン人が1000人も集まってきました。その応援はまさに熱狂的で、旗を振りシンバルを叩き、イラン、イラン、すざまじい身びいきです。彼らの中にはハーレビー国王時代に米国に移住した人もかなりいるそうですが、彼らもやはりイラン、イラン、です。やはり独特の民族意識があるようです。
 この応援のさなか米国人の大きさを見ました。イランの応援団はあの大きな会場の最上段で応援して居ります、ほとんどの国の人がうるさい奴らだと思っているのですが、米国の大会関係者は、イラン選手がマットに上がるとイラン応援団を誘導して、空いている最前列に案内するのです。イラン選手の試合が終わると大応援団は又最上階に戻ってゆきます。
 マジソンスクエアは威厳があり、チケットのチェックくも厳しく、決して指定された席以外は座らせません。そんな会場でなんと優しい米国人達でしょう。イランを追われたイラン人の民族愛、イスラムにひどい目にあったニューヨークで9月11日に世界選手権を開き、イスラムの本家イラン人に優しく対応できる米国人。日本にいて日本のマスコミだけのニュースで、ものを判断していると本当のことを見失ってしまうかも知れません。日本人にあのような優しさが、懐の深さが有るだろうか、私は米国でつくづく考えてしまいました。
 
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