9月 10月の俳句

秋風や釣り人は皆握り飯

吹き抜ける風の向こうに赤とんぼ

極上の鰻を並べて同窓会

似て居るぞ鬼監督と銀やんま

新緑や雨降りやまず更に濃し

百日紅破れ土塀の奥の院

寺までは夏雲の下歩きけり

蝉時雨清く正しくあれと聞く

漫才も面白からず冷やし酒

単行本腹に広げて昼寝かな

虫時雨樹より舞い散る如くなり


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