最近の極悪事件

 残酷な殺傷事件が多発しております。特に近親者による幼児への虐待は目を覆ってしまいます。日本は何かが狂ってきたことは間違いないのですが、狂ってきたのは最近のことではなく、相当前からの間違いが今の結果として現れたのではないかと私は思っております。親が子を育み、子は親を尊敬して、若者が老人をいたわるのが当たり前、といった日本の常識も悲しいことに崩れかかっているようです。今からでも遅くありません、若者に優しい心を呼び起こさせるような社会を作って行くのが、我々の仕事だと思っております。
 しかし、最近の嫌なニュースの中で私が本当に悪い奴達だと思ったのは、善人面をして自分だけの快楽の為に公金をごまかしたり、インサイダー取引をして私腹を肥やしているNHK職員や日本経済新聞社員であります。有名大学を卒業し優秀な成績で有名企業に入り、その結果、自分だけの欲望のことだけしか考えられない人間になってしまったエリート、また、その様な社員を育ててしまった有名企業、政治を批判し社会悪を暴いているマスコミが犯した社会に対する裏切りは、社長の減給などでは済まされない大犯罪だと私は思っております。特に日本経済新聞社員が信頼されて得た秘密情報を覗き見して株を売買して儲けたなどといった事件は、日本経済新聞の存立にも関わる事件であったと私は思っています。

戻る