次代を担う女子選手

4月4〜5日に行われた全日本女子選手権は、吉田紗保里以外は混戦で、正田絢子、井上佳子、坂本真喜子等のベテランに若手が如何に挑むかが注目であったが、結果はベテラン、新鋭共に期待はずれであった。
 注目の三村冬子も全くの期待はずれであった。西牧未央は世界チャンピオンの風格が出てきた。若手選手は総じて積極性に欠け、このままでは世界には通用しないと思う。若手選手達は技は一通りできても体力的に華奢で、世界で活躍するにはもう少しであろう。
 レスリングの体力とは身体全体から出る力であり、日頃の練習の積み重ねで備わるものである。強くなると身体が大きく見える、とよく言われるがまさにそれが体力である。筋トレだけでは体力は付かない、走ってスタミナだけ付けてもレスリングの体力は付かない。筋トレをして、走って、その上でスパリングを何度もやってこそ、見た目にも分かる体力がついて行くのである。幾ら研究しても、筋肉トレーニングをしても、激しいスパーリングを何度もしなければレスリングの自力は付かないのである。最近の選手達は間違いなくスパーリングの回数が少なくなってきている。選手諸君強くなりたかったら、一日五回以上はスパーリングをしなさい。
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